次世代省エネ建材の実証支援事業とは？第3章

次世代省エネ建材の実証支援事業は、これからリフォームを検討されている方にとって非常におすすめの制度です。

こちらの事業を利用できればリフォームの補助金を受け取り、お得に気になる箇所を改修することができます。

次世代省エネ建材の実証支援事業について理解を深め、しっかりと活用できればより住心地の良いマイホームを手に入れることができるでしょう。

こちらの記事では、次世代省エネ建材の実証支援事業の窓断熱についてご紹介していきます。

他にも第1章は外張り断熱、第2章は内張り断熱と次世代省エネ建材の実証支援事業について解説していますので、宜しければそちらも合わせてご覧ください！

事業の目的とは

まず、次世代省エネ建材の実証支援事業の目的についてご紹介していきます。

既存住宅において省エネ改修の促進が期待される断熱材や蓄熱・調湿建材等、次世代省エネ建材の効果を実証し、支援することを目的としています。
事業内では改修方法が外張り断熱、内張り断熱、窓断熱と三種類用意されており、いずれかの好きなものを選んで改修工事を行えることが特徴です。

２０２２年のスケジュール

2022年のスケジュールは以下のとおりです。

・一次公募

公募期間　5月9日（月）～8月26日（金）

実績報告書提出期限　2022年12月9日（金）

・二次公募

公募期間　9月5日（月）～10月21日（金）

実績報告書提出期限　2023年1月13日（金）

・三次公募

公募期間　10月31日（月）～11月30日（金）

実績報告書提出期限　2023年1月31日（火）

以上となります。

また、公募期間内であっても事業の予算に達してしまうと、申請の受付が終了してしまいますので、予め事務局に予定なども含め問い合わせしておくと良いでしょう。

詳しくは次世代省エネ建材の実証支援事業公式HP公募情報を合わせてご覧ください。

次世代省エネ建材の実証支援事業公式HP公募情報

（https://sii.or.jp/meti_material04/overview.html）

窓断熱

ここからは次世代省エネ建材の実証支援事業の窓断熱について解説していきます。

補助金を受け取るためには、内容をしっかりと把握して準備をしておきましょう。

まず、窓断熱の改修は住宅すべての窓を外窓（防火・防風・防犯仕様）にて改修することが要件となっています。

窓断熱の改修を行うことができる住宅区分は戸建住宅です。

・改修条件

1. 既存戸建住宅の全ての窓を本事業に登録されている外窓（防火・防風・防犯仕様）にて改修すること。

2. 既存戸建住宅の改修工事を「 ※導入要件と施工要件」に従って行うこと。

3. 本事業の補助対象には、他の国庫補助金を受けたものが含まれていないこと。

参照：次世代省エネ建材の実証支援事業公募要領

（※次世代省エネ建材の実証支援事業　公募要領PDF　4－6窓断熱の導入要件と施工要件を要確認。）

また、こちらで指す既存戸建て住宅とは、新築、社宅、寮、オフィスやホテル等の業務用建築物は補助対象外になっています。

以上を満たしている必要があります。

詳しくは、下記の公募要領をご覧ください。

次世代省エネ建材の実証支援事業公式HP　公募要領（PDF）

（https://sii.or.jp/meti_material04/uploads/R4METI_jisedai_kouboyouryou06.pdf）

・対象住宅と対象者

次に窓断熱改修においての対象住宅と対象者を確認していきましょう。

窓断熱改修の対象となるためには、次のいずれかを満たしている必要があります。

1.戸建住宅の居住者であること。

詳細な条件としては、申請者が常時居住している住居で所有していること、そして専用住宅であることです。

改修工事後に居住する予定の方や、交付申請時に住居を所有していない場合は、別途で住民票の写しや登記事項証明書の写しが必要となります。

また、法人が所有している住宅は改修工事の補助対象外となってしまうので、補助金を受け取ることはできません。

2.賃貸住宅の所有者であること。

賃貸住宅を所有している場合は、戸建住宅であり1戸に限られます。

こちらは個人・法人共に申請が可能となっており、法人が所有している場合は登記事項証明書の用途が居宅であることが条件です。

参照：次世代省エネ建材の実証支援事業公募要領

・補助金額

1.補助率は二分の一以内。

2.補助金の上限

外窓（防火・防風・防犯仕様）の改修　一戸あたり150万円

外窓（防火・防風・防犯仕様）と任意製品を併用し改修　一戸あたり200万円

以上となります。

参照：次世代省エネ建材の実証支援事業公募要領

より詳しい事業内容はこちらからご覧いただけますので合わせてご確認ください。

次世代省エネ建材の実証支援事業公式HP　公募要領（PDF）

（https://sii.or.jp/meti_material04/uploads/R4METI_jisedai_kouboyouryou06.pdf）

窓断熱改修の製品について

次に窓断熱改修において、改修が必須な製品と、任意で合わせて改修ができる製品をご紹介していきます。

・必須製品

外窓

・任意製品

断熱パネル　/　潜熱蓄熱建材　/　断熱材　/　内窓　/　玄関ドア　/　調湿建材

以上となります。

詳細な製品はこちらから確認することができます。

次世代省エネ建材の実証支援事業公式HP　補助対象製品一覧

（https://sii.or.jp/meti_material04/search）

注意点・よくあるご質問等

ここからは、次世代省エネ建材の実証支援事業の注意点やよくある質問などを解説していきます。

・事業の流れについて

この事業を利用する上で、思わぬトラブルが起きないように進行の流れを知っておくことはとても重要です。

進行の流れとしては、公募期間内に必要書類を揃え事業主催者のSII（一般社団法人　環境共創イニシアチブ）が指定する提出先にEメールを送る必要があります。

公募期間内に申請を送り、先着順に審査が行われて採用されると申請者に交付決定通知書が送られ、記載事項を確認の上で交付決定通知日以降に、工事の契約から発注、着工まで進行していきます。

期間内で工事が完了するように、進行状況をこまめにチェックしておくことも重要です。

事業に関わる改修工事が終了し支払いまで済んだ時点で、実績報告書をSII事務局に提出して、その報告書が問題なければ申請者のもとに交付額確定通知書が届きます。

また、着工前の写真の撮影など必ず確認しておかなければならない事が多数ありますので、申請の手続きはよく読み込んでおきましょう！

詳しくは公募要領または申請の手続きをご覧ください。

次世代省エネ建材の実証支援事業公式HP　公募要領（PDF）

（https://sii.or.jp/meti_material04/uploads/R4METI_jisedai_kouboyouryou06.pdf）

次世代省エネ建材の実証支援事業公式HP　申請の手続き（PDF）

（https://sii.or.jp/meti_material04/uploads/jisedai_shinseitebiki01.pdf）

・交付決定後に工事内容を変更することは可能なのか

事業に申請を送り交付が決定してからは、原則工事の内容を変更することはできません。

何か問題が発生し、やむを得ず工事内容を変更しなければならない場合は必ず事務局に相談しましょう。

その他注意点などは、公式HPのよくあるご質問などをご覧ください。

次世代省エネ建材の実証支援事業公式HP　よくあるご質問

（https://sii.or.jp/meti_material04/faq.html）

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は次世代省エネ建材の実証支援事業の窓断熱の改修について解説してきました。

是非こちらの事業をうまく活用していただき、理想の暮らしを実現してみてください！

今回で次世代省エネ建材の実証支援事業の解説は終了となります。

宜しければ次世代省エネ建材の実証支援事業の第1章、第2章の記事も合わせてば次世代省エネ建材の実証支援事業の第1章、第2章の記事も合わせてご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

尚、こちらの記事は一般社団法人　環境共創イニシアチブ公式HP　次世代省エネ建材の実証支援事業を参考に作成しています。