コラム
火に強い木繊維断熱材“ECOボード”
火災は思わぬことから起きてしまいます。
皆さんは、火災について考えたことはありますか?
普段の火元の確認や避難方法、消火器具の設置など様々な対策があります。
しかし、実際に住宅などで火災が起きてしまうと、煙が迫り、避難するまでに残された時間は数分と適切な判断を迫られます。
私たちは、住宅火災時に避難する時間や安全性を考え、火に強く、有毒ガスを発生させない木繊維断熱材「Ecoボード」を採用しました。
こちらの記事では、断熱性能はもちろんのこと、住宅火災の危険性や耐火性能の高い断熱材Ecoボードを採用した、木学の家についてご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
住宅火災の怖さ
まず、住宅火災の怖さについて解説していきます。
住宅火災による死因の多くは、逃げ遅れてしまうことによる一酸化炭素中毒や窒息、火傷によるものが大半を占めています。
火災で発生した有毒ガスを吸い込んでしまうと、意識を失ってしまう可能性が高く非常に危険です。
意識を失えば、もちろん逃げることは出来ません。
そして意識を失った後、一酸化炭素中毒や全身に火傷を負い、死亡してしまうというケースがとても多いのです。
次に、住宅火災の被害についてご紹介していきます。
住宅火災の被害は多い
総務省消防庁の発表によると、令和2年度の総出火件数は34,691件。
そのうち住宅火災件数は、10,564件と多くの住宅で火災が発生しています。
住宅火災による死者数は899人、中でも65歳以上の高齢者が645人と、逃げ遅れてしまう可能性が高い高齢者が多く亡くなられています。
住宅の耐火性能はとても重要であり、大切な家族を守るには必要不可欠なのです。
また、上記のデータを高齢者になった将来の自分に照らし合わせてみてください。
将来の自分と家族の命を助けるためにも、家を建てる時点で火災対策をしっかり考えることが重要だとお分かりいただけたと思います。
このように火災に備える上では、火の回りを抑える性能を持ち合わせた住宅が必要です。
次に、万が一の火災にも強い「木学の家」についてご紹介していきます。
万が一の火災にも強い「木学の家」とは
万が一の火災が起きてしまったら、安全に避難できる可能性を上げるには、耐火性能の高い住宅が必要です。
木学の家は、安全な避難が可能な耐火性能を有しており、避難できる時間が増えることで、大切な家族を守ることができます。
木学の家の耐火性能は、その断熱材に秘密があります。
冒頭で少しご紹介した通り、私たちは木学の家に木繊維断熱材「Ecoボード」を採用しました。
木の繊維から作られているEcoボードですが、燃えやすいのではないかと疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
火災時にEcoボードは、どのような性能を発揮するのか解説していきます。
Ecoボードの耐火性能
住宅の断熱材にEcoボードを使用することにより、耐火性能を高めるとお話しました。
実は、木は燃えづらい素材ということをご存じですか?
バーベキューや焚き火など、木を燃やそうとするとなかなか火が広がらず、燃え尽きるまでにかなりの時間がかかるといった経験も一度はあると思います。
木繊維の断熱材であるEcoボードも同様です。Ecoボードに火の手が回ると、燃えるというわけではなく、炭化。
つまりは炭になっていきます。
炭の特徴として酸素をシャットアウトする働きがあり、火の手が回っている表面が炭化していくと内部まで火が入り込みづらくなります。
このことから、Ecoボードは家の耐火性能を高めるためにはとても相性の良い建材です。
また、Ecoボードは天然の素材なので有毒ガスを発生させることはなく、避難時のリスクを低下させます。
Ecoボードは大切な家族の安全を守る上で、重要な建材と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、木学の家に採用されている断熱材「Ecoボード」の耐火性や住宅火災の怖さについてご紹介してきました。
Ecoボードによって木学の家は火に強く、有毒ガスも発生させません。
火災が起きてしまった時に、大切な家族を守ることのできる家づくりであることが大切なのです。
こちらの記事が皆さんの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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