木学の家とは
木に学び、
木の家と暮らす
住まいを学ぶ
建てた瞬間だけ美しい日本の家。日本は30年で家を取り壊しています。
世界有数の環境先進国ドイツで見出したのは、「美しく保つための性能」の住まい。
私たちが目指していた家づくりの原点があったのです。
家づくりには「使ってはいけないもの」、「使わねばならないもの」があります。
私たちは、環境と未来の子供たちのために選択・決断しました。
日本の家づくりの今
日本の家は、建てた瞬間だけ美しい
なぜ日本の街並は美しくないのでしょうか。 なぜ日本は、こんなに毎年新築住宅が建てられているのでしょうか。
化学建材で建てられた日本の家は30年という早いサイクルで取り壊されてゴミになります。 戦後、敗戦で焼け野原になった日本は「一世帯一住宅」を目標にした「持ち家政策」を立て急ピッチで住宅を量産しました。 それによって産まれた大量生産・工業化は、伝統的な木造建築の文化を断ち切り、屋根の瓦も外壁も床も化学建材が多く使われることとなり、今も変わらず工業化が主流となっています。
ドイツは79年。
しかし日本は30年で家を取り壊しています。 長持ちをしない家は、経済的な負担となるばかりか、 将来、大量のゴミを発生させることになります。
世界の環境先進国に学ぶ
家づくり
美しいものはいつまでも残り、
美しくないものは壊される
一方、自然素材で作られたヨーロッパの家は50年、100年と住み継がれています。 「美しい環境とは偶然残るものではなく、人の手によって残されるもの。」 長く使い続けているものは美しい。
住宅をメンテナンスしながら長く使いつづけるヨーロッパでは、新築住宅に住むことはあまり一般的ではなく、その多くは中古住宅を購入しライフステージにあわせて住み替え、人から人へ受け継がれていきます。
これが自然素材という本物を使うヨーロッパの価値観です
家づくりの原点がドイツにあった
「美しく保つための性能」を求めて、世界の家づくりを見てきた末に行き着いたのが、世界有数の環境先進国ドイツ。
厳しい自然環境の中でも耐えうる耐久性のある建材と家づくり。職人のこだわりが生み出す一社一品生産。
室内を快適で健康な状態に保つ呼吸をする家。
50年、100年先まで住まい続ける事を前提に建てる、本物のエコロジー精神。
ここドイツに、私たちが目指していた家づくりの原点があったのです。
木の断熱材との出会い
学の家が実現した背景にはECOボードとGERMAN WINDOWという優れた建材との出会いがあります。
ドイツでは、日本で一般的に使われているグラスウールの断熱材は使用されておらず、自然素材の断熱材が多く使用されています。
中でも木質繊維板からできた断熱材が広く一般的に採用されています。
また、ドイツではアルミサッシは使われておらず、木製の窓が多く普及しています。
2002年、私たちは木質繊維板の断熱材を専門につくっているメーカーと出会いました。
90年以上の歴史があるそのメーカーは、ドイツの黒い森「シュヴァルツヴァルト」を故郷と称し、その資源を利用し断熱材を製造しています
自然と環境に感謝し、その恩恵を未来の子供たちに引き継ぐという彼らの理念は、未来に焦点を当てた「持続可能な林業」という信念を基に、 森林管理を徹底し、黒い森で収穫および栽培された木材を使用し製造しています。
私たちはこのメーカーと様々な打ち合わせを重ね、2004年の秋に日本仕様のエコボードを完成させました。 この年、エコボードは厳しい日本の防火試験に合格し優れた断熱材であるという国土交通省の認定を取得したのです。
木の断熱材・木の窓でつくる「木学の家」は、ドイツの深い哲学に学び誕生いたしました。
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