呼吸する木学の家

皆さんはマイホーム購入を考えたとき、未来のことをどのように考えますか?

健康に暮らせる家や長持ちする家など、それぞれのご家庭で様々な想いがあるでしょう。

私たちは、100年先まで住まうことのできる家づくりを本気で目指しています。

呼吸のできる家は長持ちする。

これは環境先進国であるドイツの家づくりから学んだことです。

しかしながら現在の日本は住宅の長寿命化が難しく、ドイツと工法が大きく異なります。

そこで着目したのがドイツ生まれの木繊維断熱材「Ecoボード」です。

こちらの記事では呼吸する家について、そしてその鍵となる断熱材Ecoボードをご紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

日本とドイツの住宅の違い

まず、日本と環境先進国であるドイツでは家づくりの工法にどのような違いがあるのか簡単にご説明していきます。

本記事で取り上げる施工方法の違いとは、気密シートの有無です。

気密シートはその名の通り、住宅の気密性を保つのに効果的なもので壁内に施工され、室内の湿度や気温の変化を防ぐ役割があります。

日本とドイツのどちらも目に見えない壁の中を清潔に保ちたいという目的は一緒ですが、それぞれの工法の違いにより大きな差が生まれるのです。

・日本の工法

日本の住宅は、先程お話しした気密シートを広く採用しています。

住宅の壁内に気密シートを貼ることにより気密性が向上し、壁の中に侵入してくる水分も徹底的に遮断することができます。

しかし、この工法は大きなデメリットを抱えており、住宅寿命を短くする原因となってしまうのです。

プラスターボードをビス止めする際や、コンセント用の空間を確保する際に、気密シートには穴が開いてしまいます。2、30年経って気密材が劣化すれば、穴はさらに広がると考えられます。

少しでも隙間があれば水蒸気は入ってくるため、壁内に留まった水分が結露し、カビやダニが繁殖してしまう可能性が高くなります。

・ドイツの工法

一方、ドイツの住宅の工法は日本のものとは異なり、壁内に気密シートを貼りません。

ドイツも以前は日本と同様に気密シートを施工していましたが、長年に渡り研究を行った結果、カビを防ぐことができないと判明し、透湿性能を持った断熱材が住宅に採用されました。

透湿性能を持った断熱材を採用することで、室内の水蒸気も外へ逃げることが可能になり、ドイツの住宅は壁内に結露を発生させない家づくりとなったのです。

呼吸ができる家は性能が長持ちする

ここまで、日本とドイツの工法の違いを解説してきました。

環境先進国であるドイツに比べて日本の住宅技術はまだ遅れており、壁内に発生する結露が住宅寿命を大きく左右します。

皆さんも冬の時期などに暖かい部屋で過ごしているとき、窓の表面が結露しているのを見たことがあると思います。

これは温度差が激しい場所に現れるのですが、外気と接している家の壁の中でも同じことが起きているのです。

壁内で起きた結露はカビやダニなどの健康被害のリスクを増加させるだけでなく、家を腐食させる原因にも繋がってしまいます。

ドイツは住宅寿命や健康被害のリスクを避けるため、透湿性能の高い木の断熱材を採用しました。

呼吸ができる家は性能が長持ちする。

私たちはドイツから家づくりを学び、木繊維断熱材「Ecoボード」を住宅に取り入れています。

・ドイツが生んだ「Ecoボード」

ドイツの家づくりから生まれたEcoボードは、先述した高い透湿性能を持つだけでなく気密・断熱・遮熱性能なども優秀な断熱材です。

この断熱材を使用することで住宅の性能は生まれ変わり、更にその性能は長く続いていくのです。

家の呼吸を妨げない建材を使用し、住宅性能を持続させていく家づくりは、今後の日本においてとても重要だと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は呼吸する家について、そしてその鍵となる断熱材Ecoボードをご紹介してきました。

大切な家族や家を守る上で建材選びは重要であり、未来も変わる可能性があるでしょう。

今後マイホームの購入を検討されている方にとって、後悔しない家づくりのお手伝いができれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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