環境問題を考えた家づくり

皆さんは環境問題について考えたことはありますか?

近年、環境問題も深刻に受け止められ、テレビやインターネットで目にする機会も増えているのではないでしょうか。

気候の変動や環境汚染などは特に深刻さを増し、私達の生活にも影響を及ぼしています。

身近なものですと、気温の上昇や災害の増加、脱プラスチックによる取り組みでマイバックやマイボトルの使用など、この数十年で生活も徐々に変化しています。

こちらの記事では、私達にできる環境問題を考えた家づくりをテーマに、未来の環境に不安を残さない「木学の家」についてご紹介していきます。

まず、地球温暖化が進んでしまうと私達にどのような未来が待っているのかを考えていきましょう。

地球温暖化が進むと

地球温暖化は皆さんもご存じの通り、温室効果ガスが増えることで地球の温度が上昇してしまう現象です。

身近なものですと、二酸化炭素が原因の一つであり、これは火力発電やガソリン車などが有名な発生源として認知されています。

地球温暖化が進むと、先述した通り地球の温度が上昇し、海面の上昇や干ばつなどの問題も起こります。

私達が普段食べている物も、自然災害にあえばもちろん収穫できなくなりますし、世界的な食糧危機と隣合わせの状況です。

また、気温が上昇することで猛暑日も増加し、熱中症のリスクも次第に高くなってきているので注意が必要です。

このように、地球温暖化による影響は徐々に私達に迫ってきています。

塵も積もれば山となるという諺がある通り、小さいことでも取り組めることを実践し、一人ひとりが環境問題に向き合っていく姿勢が必要なのではないでしょうか。

次に、私達が家づくりで環境のためにできることをご紹介していこうと思います。

私達が家づくりで環境のためにできること

まず結論からお話すると、家づくりで私達にできることは、“未来に負担を残さない“という未来の環境を考えた家づくりです。

木学の家は、自然由来の建材をできるだけ使用し、廃棄される時、自然に還る家です。

今、私たちが受けている地球の恩恵は未来の人も受けるべきだと考えています。

そのことから、木学の家は建てる人の責任として、家が廃棄処分されるときの地球環境への負担を軽減すべく、廃棄時のことまで設計した家づくりになっています。

また、自然素材を多く使用すると同時に、住宅の高寿命化にも重点を置き家づくりをしています。

いくら環境に優しい自然素材を多く使用していても、家の寿命が短ければ多くの木々を伐採する必要があったり、コストも上昇してしまうなど様々な問題が出てきてしまいます。

化学建材を多く使用した日本の住宅は平均寿命が30年、一方で自然素材を多く使用したドイツの家は79年とその差は歴然と言えるでしょう。

私達は環境先進国であるドイツから家づくりを学び、100年先も住み続けることができる家を目指しています。

次に、未来の環境に不安を残さない「木学の家」についてご紹介していきます。

木学の家とは

木学の家とは、先述した通り環境先進国であるドイツから家づくりを学び生まれました。

木学の家は、自然素材を多く使用することで、処分されることになっても地球に優しく、環境汚染を軽減することが可能な家です。

また、メンテナンス性も良く、家の高寿命化を可能にしたので、長く住み続けることができます。結果、環境的にも経済的にも優しい家づくりになっています。

環境に優しい木学の家ですが、処分されるときに一体どのようになっていくのでしょうか。

 「木学の家」が処分されるとき

木学の家は処分される時に、負担を残さないと解説してきました。

自然素材は環境に優しく、廃棄時に埋めることになっても、土に還ります。

木学の家では、そのように循環が可能な素材を多く使用していることが特徴です。

この家は化学素材が主流の断熱材、アルミが一般的な窓のサッシまでも自然素材である木から作られています。

木学の家が処分される時に不安を残さないのは、使うべき建材、使ってはいけない建材を見定めているからなのです。

一方、従来の住宅は処分される時、どのように処分されるのでしょうか。

住宅が処分される方法

一般的な住宅の処分方法は主に2種類あります。

一つは、焼却型と言い、文字通り廃棄された建材を燃やして処分することを指します。

もちろん化学系建材を燃やせば有毒ガスが発生し、従来の日本の住宅は化学建材を多く使用していますので、大気汚染の悪化に繋がってしまいます。

二つ目は、管理型と言い、土の中に埋め立てる処分方法です。

こちらも、化学建材であれば土に還らずに土壌汚染に繋がってしまう他、最終処分場の容量も有限ですので大きな課題が残ります。

これら二種類の処分方法に対して、自然由来の建材は微生物等が分解して土に還り、有毒ガスの発生もない地球に優しいECOな建材と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は環境問題を考えた家づくりにスポットを当て、環境先進国から多くを学び生まれた「木学の家」についてご紹介してきました。

近年、世界的にも環境に対する考えは一新されつつあり、私達もそれに対応し地球環境に対する考え方を変えていかなければなりません。

一度建てた住宅に長く住み続け、処分する時が来ても環境に、そして未来の子供たちに不安を残さない家づくりが私達にとって今後の課題なのではないでしょうか。

これから住宅の購入を検討されている方にとって、こちらの記事が参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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